歴史好きの大和徒然草子

奈良県を中心とした散歩や歴史の話題、その他プロ野球(特に阪神)など雑多なことを書いてます。

寺社

仏法の種をまいた名僧、高田好胤(6)

皆さんこんにちは。 百万巻の写経勧進による白鳳伽藍復興という空前の事業を興した、薬師寺管長高田好胤とはどのような人物だったのか。 前回は金堂再建のために講演と写経勧進に東奔西走する好胤と、日本建築界を代表する碩学たちが結集し、不世出の宮大工…

仏法の種をまいた名僧、高田好胤(5)

皆さんこんにちは。 百万巻の写経勧進による白鳳伽藍復興という空前の事業を興した、薬師寺管長高田好胤とはどのような人物だったのか。 前回はいよいよ薬師寺管長となった好胤が、その晋山式で多くの聴衆を前にして金堂の復興を誓い、写経勧進によって浄財…

茶人大名、片桐石州のもてなしに触れる癒しの空間 慈光院

皆さんこんにちは。 今回は奈良県大和郡山市の禅宗寺院、慈光院をご紹介します。 ところで、皆さんは慈光院という寺院をご存知でしょうか。 茶道に詳しい方なら、或いはご存知の方も多いかもしれませんが、ピンとこない方も多いかもしれないですね。 慈光院…

仏法の種をまいた名僧、高田好胤(4)

皆さんこんにちは。 百万巻の写経勧進による白鳳伽藍復興という空前の事業を興した、薬師寺管長高田好胤とはどのような人物だったのか。 前回は、結婚、そしてテレビ出演によって全国的な知名度を得るようになり、薬師寺副住職として活躍する好胤の姿をご紹…

忽然と消えた西の日光、内山永久寺の跡を巡る(永久寺跡~石上神宮~なら芸術文化村)

皆さんこんにちは。 現在の奈良県天理市にあった内山永久寺は、江戸時代までは大和国の中でも屈指の大寺院であったにもかかわらず、明治の廃仏毀釈で跡形もなく消え去った寺院として知られます。 内山永久寺のあった場所はこちら。石上神宮の南側にありまし…

仏法の種をまいた名僧、高田好胤(3)

皆さんこんにちは。 百万巻の写経勧進による白鳳伽藍復興という空前の事業を起こした、薬師寺管長高田好胤とはどのような人物だったのか。 前回は、学徒出陣からの復員と復学、大学卒業後に薬師寺副住職となり、修学旅行に訪れる生徒たちへ「青空説法」を始…

江戸から昭和にかけての町並みが残る寺内町、大和高田

皆さんこんにちは。 これまで、今井、田原本、箸尾といった奈良県内の寺内町ルーツの町をご紹介してきた当ブログですが、今回は大和五ヶ所御坊の一つ、専立寺の寺内町から発展を遂げた大和高田市中心市街をご紹介します。 ※これまでの寺内町の記事も是非お読…

仏法の種をまいた名僧、高田好胤(2)

皆さんこんにちは。 壮麗な復興伽藍で知られる奈良薬師寺。 この白鳳伽藍再建を開始したのが、薬師寺管長であった高田好胤です。 度重なる戦災と明治の廃仏毀釈に飲み込まれ、一時は住職も不在となった薬師寺を復興した高田好胤とはどのような人物であったの…

仏法の種をまいた名僧、高田好胤(1)

皆さんこんにちは。 奈良の西ノ京にある世界遺産・薬師寺。 奈良時代から残る国宝の東塔や鎌倉時代築の重文・東院堂などの古くから残る貴重な建築だけでなく、創建以来の度重なる火災や自然災害、兵火により失われた大伽藍を復興したことでも名高い名刹です…

あじさい寺でお遍路!矢田寺四国八十八ヶ所霊場巡り

皆さんこんにちは。 さて、以前あじさい寺として有名な奈良県大和郡山市にある矢田寺をご紹介した時、ミニ遍路道があるとご紹介しました。 www.yamatotsurezure.com 今回念願かなって矢田寺のミニ遍路で「結願」することができましたので、へんろ道をご紹介…

額安寺~平端 額田部の郷を巡る

皆さんこんにちは。 以前、中世武家館城の面影を残す「中家住宅」をご紹介しました。 www.yamatotsurezure.com 中家住宅のほど近くを、中世から近世にかけて、奈良と五條を結ぶ下街道が通っています。 中家住宅から下街道に沿って北東、郡山の方へ少し進むと…

箸尾城と教行寺~中世城下町から近世寺内町へ

皆さんこんにちは。 今回は、近鉄箸尾駅の南側に広がる箸尾の町をご紹介したいと思います。 場所はこちら。馬見丘陵公園の東側になります。 一般的な観光地ではない地区なのですが、北和と南和をつなぐ下街道が町内を南北に貫き、中世、筒井氏、越智氏、十市…

中世武家居館の面影を残す中家住宅と伝多聞山城門

皆さんこんにちは。 奈良県は稗田環濠集落をはじめ、中世環濠が良好な形で残っている例が多いことで知られていますが、中世武士の居館の佇まいを、現代に伝える場所があることをご存知でしょうか。 奈良県安堵町の「中家住宅」は、二重の堀がほぼ完全な形で…

運慶(3)~神格化された名工

皆さんこんにちは。 日本の彫刻史上、最も有名な人物の一人として知られる運慶を取り上げて今回が3回目の記事になります。 前回は、壮年の運慶の活躍を中心にご紹介しました。 www.yamatotsurezure.com 新たな時代の支配者として台頭しつつあった東国武士と…

僧兵~仁義なき戦い

皆さんこんにちは。 僧兵と聞いて、どんなイメージを持たれるでしょう。 記事先頭の絵巻に描かれたように、五条袈裟を頭に巻いた、裏頭(かとう)と呼ばれる装束で、薙刀や槍で武装した僧侶の姿を思い浮かべる方が多いんじゃないでしょうか。 源義経に仕えた…

運慶(2)~大仏師運慶

皆さんこんにちは。 日本史上最も高名な仏師といえば、まず運慶の名が上がるでしょう。 日本仏像彫刻の一つの到達点とも評価され、「天才」の二つ名で語られることも多い運慶は、平安から鎌倉へと時代が移り、貴族に替わる新たな支配層、武士にその作風が愛…

運慶(1)~慶派誕生

皆さん、こんにちは。 運慶という仏師の名はご存知の方も多いでしょう。 同時代を生きたもう一人の著名な仏師快慶とともに、平安末期から鎌倉時代初頭にかけて、一世を風靡した仏師集団慶派の全盛を主導し、仏像表現に革命的な変化をもたらしたとされる人物…

奈良県の「ここだけ」の話、「一番」の話

皆さんこんにちは。 奈良県といえば、古代ロマンあふれる史跡や趣のある古社寺、豊かな大自然といった豊富な観光資源を誇る、観光県というイメージが強いと思います。 また、大都市圏である京阪神地区へのアクセスの良さから、ベッドタウンというイメージを…

思ってたんと違う。(2)廃仏毀釈

皆さん、こんにちは。 突然ですが、廃仏毀釈ってご存知でしょうか。 仏教を排撃して、寺院を破壊したり、仏像、仏典を破棄したりすることを指しますが、1868(慶応4)年に布告された神仏分離令をきっかけに、明治初頭、神道国教化運動の中で仏教が排撃を受け…

法起寺のコスモス

皆さんこんにちは。 秋も深まり、朝晩も冷え込んできました。 この時期の代表的な花に、コスモスがありますが、私の自宅のご近所にある斑鳩町の世界遺産、法起寺周辺は、近年すっかりコスモスの名所になってきているようですね。 私にとっては2015年に12年ぶ…

江戸を造った法隆寺番匠 中井正清

皆さんこんにちは。 飛鳥時代からの建築が今なお健在な法隆寺。 この建築を支えてきたのが、代々法隆寺に奉仕してきた番匠(宮大工)たちです。 法隆寺が生んだ不世出の宮大工といえば、昭和の大修理や薬師寺の伽藍復興で活躍した、西岡常一棟梁を思い浮かべ…

大和一向一揆。戦国大和の宗教戦争

皆さんこんにちは。 一向一揆というと、加賀一向一揆、長島一向一揆、歴史マニアの方なら三河一向一揆などが有名ですね。 興福寺の勢力が強かった奈良、大和国とは一見無縁のようにも見えますが、実は興福寺や筒井氏をはじめとする国人達と本願寺門徒たちの…

「法隆寺の鬼」と呼ばれた男。最後の法隆寺宮大工、西岡常一(5)

皆さんこんにちは。 不世出の宮大工、西岡常一棟梁をご紹介してきた当記事も今回が5回目で、最後となります。 薬師寺では金堂と西塔が再建され、その後も伽藍復興が続くことになります。 www.yamatotsurezure.com 常一は引き続き薬師寺棟梁として、この大事…

「法隆寺の鬼」と呼ばれた男。最後の法隆寺宮大工、西岡常一(4)

皆さんこんにちは。 最後の法隆寺宮大工棟梁、西岡常一棟梁の足跡をご紹介する記事の今回は4回目です。 www.yamatotsurezure.com 戦後、法隆寺金堂の復元修理を終えた後、広島県福山市の明王院の解体修理、法輪寺三重塔の再建に参加していた常一ですが、いよ…

奈良県の怪異・妖怪の伝承(8)「たたり・怨霊」

皆さんこんにちは。 古来より、恨みを抱いて亡くなった死者が、怨霊となって祟る、怪異をなすというお話は多いですね。 四谷怪談や番町皿屋敷など、怨霊は怪異譚の定番ともいえる題材ですが、今回は奈良県に伝わる怨霊にまつわる怪異譚をご紹介したいと思い…

「法隆寺の鬼」と呼ばれた男。最後の法隆寺宮大工、西岡常一(3)

皆さんこんにちは。 不世出の宮大工、西岡常一棟梁をご紹介してきましたが、今回3回目となります。 1934(昭和9)年に始まった法隆寺昭和の大修理は、日中戦争とそれに続く太平洋戦争の時期に重なり、棟梁の一人として解体修理に従事していた壮年の西岡常一…

「法隆寺の鬼」と呼ばれた男。最後の法隆寺宮大工、西岡常一(2)

皆さんこんにちは。 法隆寺の金堂復興、法輪寺の三重塔再建、そして薬師寺の復興伽藍造営と、数々の歴史的な寺院の改修、復興に携わった不世出の宮大工、西岡常一。 前回は、その生い立ちと、棟梁になるまでをご紹介しました。 www.yamatotsurezure.com 1934…

「法隆寺の鬼」と呼ばれた男。最後の法隆寺宮大工、西岡常一(1)

皆さんこんにちは。 奈良で文化遺産といえば、やはり古代から伝わる寺社建築を思い浮かべる方が多いことでしょう。 特に、法隆寺西院伽藍や薬師寺の東塔は、飛鳥、天平時代から1300年以上も残る、日本最古級の木造建築として知られ、世界遺産にも登録された…

強訴。時の権力者を震撼させた興福寺

皆さん、こんにちは。 平安時代末期から、興福寺は各所に荘園を持ち、それを守るための大きな武力も備えて、中世大和の支配者として君臨しました。 www.yamatotsurezure.com 興福寺が中世、その力を世に示した行動に「強訴」があります。 畿内の大寺院は、平…

中世大和の支配者、興福寺

皆さんこんにちは。 当ブログでは、奈良、大和国の戦国武将である筒井順慶や松永久秀らを取り上げてきましたが、平安時代の末期から戦国時代に至るまで、大和を支配した一大勢力といえば「興福寺」です。 現在、奈良公園内の寺院として、世界遺産にも登録さ…

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