散歩
現在の奈良県高取町を中心に活躍した越智氏は大和の中世を語る上で外せない国人です。 その本拠。越智谷には今も越智氏ゆかりの旧跡が残っています。 かつての居館跡や菩提寺を巡り、戦国末期に滅亡した越智氏の足跡をたどります。
奈良市南郊の窪之庄城は戦国時代は筒井順慶と松永久秀の抗争で最前線となった城郭。 中世国人館城の土塁と堀が良好に残る貴重な城跡です。
奈良市のJR帯解駅周辺には、帯解寺、龍象寺と安産祈願で信仰を集める帯解地蔵尊が二つあり、円満寺には奈良県内では5つしか残されていない貴重な和算の算額を見ることができます。 中世の街村をベースに近世に発展した帯解の注目スポットをご紹介します。
奈良市の今市城は奈良の戦国史を語る上で外せない重要な城郭。 城域は現在住宅地となっていますが各所に堀跡など城郭の痕跡が残っています。 今市城の歴史と現在の様子を紹介します。
奈良県天理市の竹之内環濠集落は県内の環濠集落で最も高所にあり環濠越しの眺望がすばらしいスポットです。 戦国時代は城郭としても使用され、大和戦国史のターニングポイントとなる戦いもありました。 見所を含めて詳しくご紹介します。
奈良県天理市の萱生環濠集落は県下でも有数の古墳密集地帯にある環濠集落で、古墳の周濠を濠としたり墳丘を集落中央の神社とするなど集落防衛に地域の特性を大きく活用して独特の環濠風景を持つ集落です。
奈良県生駒市上町の長弓寺は中世建築の傑作と評される国宝本堂で知る人ぞ知る名刹。 失われた三重塔の数奇な運命やかつての鎮守社にまつわる古代史ロマンを紹介します。
奈良県生駒市高山町の高山八幡宮は重要文化財の本殿があり、かつての農民層による平座と茶筌師による無足人座という2つの宮座が併存する珍しい神社。 平座の後に発足した無足人座の歴史からは高山茶筌興隆の歴史が見えてきます。
大和国人ながら最盛期には南山城や河内、摂津にも影響力を持ち、畿内の戦国史に大きな足跡を残した鷹山氏と、鷹山氏が拠点とした現在生駒市北部の中世城郭・高山城を詳しく紹介する記事です。
奈良県天理市の古社・大和神社は境外の関連スポットも歴史のロマンと謎が詰まったエリアです。 毎年4月1日に行われる御渡り神事(ちゃんちゃん祭り)の御旅所を中心に紹介します。
天理市の大和神社は記紀神話の時代から近代にいたるまで、多くの所縁や逸話をもつ魅力的な神社です。 参拝したときに、より深く神社を味わっていただける由緒や歴史を詳しくご紹介します。
平安時代から続く山の辺の道の古刹・長岳寺の紹介記事です。 長岳寺は平安・鎌倉時代から残る貴重な建築や仏像といった文化財だけでなく、血天井伝説や名刀伝説といった歴史ロマンあふれる伝承が残る名刹です。
奈良県生駒市有里町の文殊山にある竹林寺は行基と忍性という民衆教化と救済の先駆的活躍をした二人の高僧の墓があります。 鎌倉時代に復興されたものの室町、江戸と衰え明治には一時廃寺となりましたが、1997年に再建されました。
新興住宅地として戦後急速に発展したイメージが強い奈良県生駒市ですが、創建から1300年以上の歴史を持つ古社・往馬大社が鎮座しています。 生駒の町の歴史的背景の土台となる往馬大社とこの社を氏神としてきた中世以来の生駒谷十七郷の歴史について紹介しま…
現在奈良県宇陀市の中心市街となっている近鉄榛原駅周辺は、江戸時代まで奈良、京都、大坂と伊勢を結ぶ伊勢本街道の宿場町・萩原宿として栄えました。 現在に残る旧街道の様子と往時の賑わいを伝える痕跡を紹介します。
現在の奈良県天理市の中心地域は昭和29年の合併前までは丹波市町という町でした。 丹波市は中世以来、上街道沿いに発達した宿場町で、江戸時代は伊勢藤堂家の宿駅として整備され、山辺地域の中心的存在でした。 現在も江戸時代以来の町屋が残るかつての中心…
奈良県宇陀市の宇陀松山地区は、江戸から昭和にかけて建てられた町屋が数多く残り、歴史的景観を体感できる町です。 今井町、五條新町と並んで重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている宇陀松山の町を詳しく紹介します。
奈良県生駒市の近鉄生駒駅から宝山寺門前に延びる参道は、かつて生駒新地と呼ばれた巨大花街でした。 現在は宝山寺門前をのぞいて新地の趣は失われましたが、生駒新地の歴史とかつての旧跡をご紹介します。
奈良県天理市櫟本町は古代官道に由来する上街道と北の横大路が交差し、名張と大和国を結んだ幹線道・高瀬街道が交差する市場町として栄えました。 旧街道沿いにはかつての市場町の風情が残り、和爾下神社、在原神社といった古社があり、散歩を楽しむスポット…
奈良県大和郡山市の小泉城(小泉陣屋)は、江戸時代の陣屋としては規模が大きく、二重の堀と複雑な枡形まで備えた城郭と言って差支えのないものでした。 明治以降、白は住宅地の中に飲み込まれた城跡の見所をご紹介していきます。
奈良県川西町の中心市街である結崎は、県内でも環濠集落が集中している地域で、井戸、辻、市場、中村の4つの集落が役場周辺にあります。 市場集落には延喜式内社である糸井神社が鎮座し、その神宮寺であった和福寺に祀られていた薬師如来や平安時代作とされ…
奈良県川西町の結崎環濠は、井戸、辻、中村の3つの環濠集落にわかれます。 井戸環濠、辻環濠は中世国人領主の居館を囲んだ濠に由来する環濠集落で、埋め立てられた濠あるものの、一部が良好な形で残り往時の姿を偲ばせます。
奈良県田原本町の保津環濠集落は集落を取り囲んでいた水堀が水路としてほぼ完存します。保津環濠集落の形成については灌漑、洪水対策とする説も有力ですが、出入り口の形や横矢掛りを設けた構造から、外敵に対する防衛対策が集落形成の背景にあったと考えら…
大阪市平野区の中心市街は、江戸時代まで平野郷と呼ばれた環濠集落です。 戦後、平野の中心的な商店街となった本町通には昭和レトロなアーケード街がある他、平野郷発祥の地である全興寺は、気軽に楽しく仏教の世界を体験できる施設がいくつもある楽しいスポ…
大阪市平野区の中心市街はかつて平野郷と呼ばれ、大阪府内で最も古い歴史を持つ集落の一つです。 町内のそこかしこに長い歴史を感じるスポットがあって、散歩がホントに楽しい町。今回は平野郷の西部を中心に大念佛寺や江戸時代まで町の繁栄を支えた商家の町…
大阪市平野区の中心街区はかつて巨大な環濠に囲まれた自治都市で、大阪市内では最も古くから集住が始まった町の一つです。 江戸時代の木綿産業による繁栄を偲ばせる旧舟入跡、大坂で最初の民間教育機関・含翠堂と奈良街道の沿いの町並みなどの旧跡をご紹介し…
大阪市平野区の中心街区は江戸時代まで平野郷と呼ばれ、大阪市内で最も古くから集落が形成された場所です。 中世には防衛のため集落全体を水堀で囲んだ環濠集落で、郷民による自治都市でした。 江戸時代も商業都市として繁栄し、今は堀はほとんど失われたも…
奈良県斑鳩町の高安環濠集落は、在原業平の『高安通い伝説』ゆかりの環濠集落。集落内の勝林寺は聖徳太子ゆかりの古刹であった高安寺(現在廃寺)の名跡と寺宝を継ぎ、所有する3つの仏像が国の重要文化財指定を受けています。重文の仏像3体は現在奈良国立博…
京都府木津川市のJR上狛駅西側に広がる旧山城町中心地域は、中世の環濠集落と幕末以降発展した茶屋問屋街の町並みが残ります。 上狛環濠集落は京都府下最大級の環濠集落で、一部の環濠は農業水路として両行に残ります。環濠集落南側の茶問屋街には、幕末から…
奈良県大和郡山市にあった筒井城は中世大和の主要な国人領主だった筒井氏の居城で、奈良盆地の中世城郭としては最大規模を誇ります。 廃城後、城跡は市街地の中に埋もれていきましたが、内堀や外堀の一部は残り、かつての堀跡は多くが水路に形を変え残されて…