皆さんこんにちは。
今年も奈良県大和郡山市では、昨年に続いてコロナ禍の中で第61回の「お城まつり」が、「日本さくら名所100選」にも選出されている郡山城址で開催されました。
※2年ぶりに開催された昨年の様子は下記記事をぜひご参照ください。
昨年同様、残念ながらパレードや露店の出店が中止されたり、城址内での飲食が禁止となる中、桜が満開となった4月1日の日中と、4月2日は夜桜見物に訪れましたので、その様子をご紹介したいと思います。
日中の様子
かつて柳曲輪と蓮池堀の間にあった土居跡である三ノ丸緑地。
桜のトンネルを抜けて城址公園を目指します。
鉄門前に立つ「お城まつり」のゲート。
このゲートを見ると、大和郡山市民は春が来たなあと実感します。
内堀越しに追手向櫓と追手門、城址会館を臨みます。
桜満開です。
郡山城の桜で、鉄板のスポット。
追手向櫓と追手門の外枡形と桜のコントラストが絶景のスポットです。
追手向櫓は追手東隅櫓と並んで郡山城のシンボルとなっています。
慶長年間に天守が二条城に移築されて以降、天守を持たない郡山城では天守替わりとなる建物といえるでしょう。
こちらは追手門。
門前の桜も満開です。
追手門をくぐり、常盤曲輪から本丸天守台を望みます。
現在整備中の柳澤文庫前の広場。
東屋も作り直され、もうすぐ完成しそうです。
極楽橋から満開の堀端の桜を望みます。
柳澤神社の本殿と桜。
長らく整備していた柳澤神社の東側も整備が終わり、かなりすっきりしました。
天守台から東側、常盤曲輪を望む。
この日は天気が良く、若草山までよく見えました。
天守台から内堀を挟んで北側の厩曲輪と西側の緑曲輪、麒麟曲輪。
かつて城内高校の校舎があったエリアも城址公園の敷地となるため、現在整備中です。
計画では、厩曲輪には厩舎が復元され、緑曲輪には多目的広場、麒麟曲輪には休憩施設が建設されるとのこと。
校舎が取り壊され、樹木の伐採も進んでかなり見通しがよくなりました。
城址公園内の西公園も桜満開です。
この辺りは、城址公園内でもかなり桜の密集度の高いエリアになります。
鰻池堀の桜のトンネル。
こちらは地元の花見客が中心で、市外からのお客さんはあまり来られないスポットなので、場内が混雑しているときも、かなりゆったりと桜を楽しめます。
奥に郡山高校の桜花グラウンドのネットが見えます。
こちらは、二の丸(現郡山高校)南側の鷺池堀。
鰻堀池、鷺堀池は、桜の密集度では郡山城で一番高く、超おすすめスポットです。
郡山城の夜桜
続いて郡山城の夜桜をご紹介します。
改めて三ノ丸緑地からスタートです。
お城まつりのゲートをくぐり、城址公園内に進みます。
追手向櫓と追手門。
日中とは雰囲気が変わります。
極楽橋から南を望む。
訪問した4月2日は世界自閉症啓発デーということで、本丸の天守台近辺はシンボルカラーである青いライトアップになっていました。
こちらは、柳澤神社拝殿前。
天守台も青くライトアップされています。
柳澤神社拝殿前の金魚の展示。
夜はアクアリウムのような趣になりますね。
竹林橋からの眺め。
郡山高校前の通り。
例年なら露店が並び、お客さんが最も込み合う賑やかな場所ですが、コロナ禍のため露店の出店は中止になり、閑散としていました。
桜はとてもきれいだったのですが、10年ぶりに郡山城の夜桜を見に来て、昔と印象違うなと思ったのが、やっぱり露店がなかったこと。
来年こそは、露店の並ぶ賑やかな光景が復活してくれることを願います。