大和徒然草子

奈良県を中心とした散歩や歴史の話題、その他プロ野球(特に阪神)など雑多なことを書いてます。

「法隆寺の鬼」と呼ばれた男。最後の法隆寺宮大工、西岡常一(5)

皆さんこんにちは。 不世出の宮大工、西岡常一棟梁をご紹介してきた当記事も今回が5回目で、最後となります。 薬師寺では金堂と西塔が再建され、その後も伽藍復興が続くことになります。 www.yamatotsurezure.com 常一は引き続き薬師寺棟梁として、この大事…

奈良から名古屋へ新幹線通勤している件(番外・テレワーク編)

皆さんこんにちは。 www.yamatotsurezure.com 2020年4月から、会社の部門異動で勤務先が名古屋になり、自宅のある奈良県大和郡山市から名古屋まで通勤することになった、…のもつかの間。 折からの新型コロナウィルス感染拡大にともなって、私の勤務先でも4月…

「法隆寺の鬼」と呼ばれた男。最後の法隆寺宮大工、西岡常一(4)

皆さんこんにちは。 最後の法隆寺宮大工棟梁、西岡常一棟梁の足跡をご紹介する記事の今回は4回目です。 www.yamatotsurezure.com 戦後、法隆寺金堂の復元修理を終えた後、広島県福山市の明王院の解体修理、法輪寺三重塔の再建に参加していた常一ですが、いよ…

奈良県の怪異・妖怪の伝承(8)「たたり・怨霊」

皆さんこんにちは。 古来より、恨みを抱いて亡くなった死者が、怨霊となって祟る、怪異をなすというお話は多いですね。 四谷怪談や番町皿屋敷など、怨霊は怪異譚の定番ともいえる題材ですが、今回は奈良県に伝わる怨霊にまつわる怪異譚をご紹介したいと思い…

「法隆寺の鬼」と呼ばれた男。最後の法隆寺宮大工、西岡常一(3)

皆さんこんにちは。 不世出の宮大工、西岡常一棟梁をご紹介してきましたが、今回3回目となります。 1934(昭和9)年に始まった法隆寺昭和の大修理は、日中戦争とそれに続く太平洋戦争の時期に重なり、棟梁の一人として解体修理に従事していた壮年の西岡常一…

奈良から名古屋へ新幹線通勤している件(1)

皆さんこんにちは。 私事で恐縮ですが、2020年4月から勤め先での部門異動で勤務地が名古屋に変わり、現在自宅のある奈良県大和郡山市から、毎日名古屋に通勤しております。 2月の末に大阪から名古屋へ勤務地の変更を告げられ、家庭の事情で、家族を連れて引…

「法隆寺の鬼」と呼ばれた男。最後の法隆寺宮大工、西岡常一(2)

皆さんこんにちは。 法隆寺の金堂復興、法輪寺の三重塔再建、そして薬師寺の復興伽藍造営と、数々の歴史的な寺院の改修、復興に携わった不世出の宮大工、西岡常一。 前回は、その生い立ちと、棟梁になるまでをご紹介しました。 www.yamatotsurezure.com 1934…